【川田コーチ連載コラム】練習編~第2回「アベレージ思考の考え方」~


★川田コーチの連載ミニコラム★
【練習編】
~第2回【アベレージ思考の考え方】~

テニスはアベレージスポーツと言われることもあります。
しかしながら、平均能力を意識し過ぎて、短所にばかり目をむけてばかりしてしまい、長所が光らなくなってしまうことがあります。
ある意味で不得意な部分をカバーすることに長けた日本人的発想ともいえるかもしれません。

精神的にもアベレージ思考の強い考え方は、時として短所に目を向けてばかりしてしまうことによって精神的にネガティブになってしまう傾向もあります。
勿論、トータルした能力を身に付けることが理想なので、アベレージ思考を否定するわけではありません。
ただ、気持ち的な部分も含めると、長所を伸ばすことに比べると、短所を克服することのほうが困難なことも多いです。

テニスで例えるなら、仮にバックハンドが苦手で強力なフォアハンドを持ち合わせている高校生プレーヤーがいたとします。その時は、苦手なゆえに、フォアハンドを出来る限り回り込んで強力なフォアハンドを打つ攻撃的なプレースタイルでした。
それが、練習して人並みのバックハンドを身に付けると、今まで回りこんで打っていたフォアハンドのボールをバックハンドで対処するようになってしまい試合結果が伴わなくなってしまった。
あくまで一例で、練習が不正解というわけではありません。
今後、各ショットの使い方や組み立てを考えればより高みに近づけるとも言えます。
ただ、極端な例ではありますが、ここで注意しなければならないことは、対象が中学生や高校生のように限られた期間で一番伸び盛りの期間に、苦手なものの練習ばかりに偏ってしまって良いかというポイントです。

レベルや個性によって異なりますが、得意なものの伸び率と苦手なものの伸び率を考えれば、比較的に得意なものの伸び率のほうが期待できる確率が高いとも言えます。
これをビジネスや社会人、コーチ技術に置き換えても同じことがいえると思います。
長期的な目標に対して努力することは同じですが、その過程で、結果が出なくても良いというわけにはいかないのが現実です。
出来ることなら努力したことに対して結果も期待するのが人間心理です。
自分の個性である長所に目を向けて、より向上させようとすることは、苦手なものを克服するために努力すること以上に重要なこともあります。
少なからず、得意なものに対して行動を起こすことのほうが精神的にも気楽に立ち向かえるはずなので、その中で苦手なものを徐々に克服できれば最高の成長が期待できます。

あなたのテニスのストロングポイントは何ですか?
さぁ練習♪

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