2015.06.01

ストリング開発秘話

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川田です。
ストリング等の開発において、色というのは様々な影響があります。
データ上、近似値を示すストリングであったとしても、各色を発色させる為に顔料・染料を混合することによって、わずかなフィーリングの相違が発生することがあります。
ストリングだけでなく、グリップテープでもブランドによっては、色次第でフィーリングがわずかに変わるとも言われることがあります。

もちろん、視覚的にも色というのはラケットの印象を変えます。
簡単に例えると、白いストリングであれば「膨張色」なので、面が広く見えたり、反対の黒であれば、「収縮色」と言ってどことなく面が小さく見える方もいるのではないでしょう?
ということは、「膨張色」ならスウィートエリアが広がったり、「収縮色」であれば、小さいことによって振り抜きが良くなるようなイメージを持つことも考えられます。
思い込みと言ってしまえば、それまでですが、テニスは「メンタルスポーツ」と言われるだけに、自分の好きなイメージに合わせてストリングを選択するの面白いですね。

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そんなこんなで、白色と黒色ということでは無いですが、同じ製法で試作したストリングを色違いで試打して確かめることも開発には欠かすことの出来ない作業です♪