2011.02.01
スタッフ日記 2011年2月号
テニスの大会では1日に何試合もこなさなければいけない時があります。
試合の日はエネルギーゼリーやバナナを持参するという人は多いと思います
が、どのタイミングで何を食べればより効果的なのでしょうか?
今回は試合間隔と栄養補給についてお話したいと思います。
試合間隔が1時間程度の短い場合
・果物(バナナ、オレンジやミカンなどの柑橘系)
・エネルギーゼリー
・スポーツドリンク
試合間隔が2時間以上空いている場合
・おにぎり
・サンドウィッチ
・うどん
・果物(バナナ、オレンジやミカンなどの柑橘系)
試合間隔が3時間以上空いている場合
・幕の内弁当など
以上のように間隔別に簡単にメニューをあげてみましたが、まずは汗をかいて
失われた水分とエネルギー源となる糖質を補う必要があります。
なぜ、糖質を補ったほうがよいかというと、激しい運動では体内の糖質が真
っ先に消費され、さらに糖質は体内に貯蓄しておくことが難しいからです。
細胞にとって糖質はいちばん利用しやすいエネルギー源ですから、たっぷり補
ってあげることが大切です。
ただし、消化時間のことも考えると2時間以上空いた場合でも、おにぎりやサ
ンドウィッチの具は梅干しや野菜サンドなどシンプルなものを、3時間以上空
いた場合でもお弁当のおかずは唐揚げなど脂っこいものは避けたほうがよいで
しょう。
バター50gの胃内滞留は約12時間と言われるほど脂は胃に残ります。試合
に臨む時は胃にも負担をかけないようにしてあげたいですね。
試合前はウォーミングアップやミーティングに気をつかい、ついしっかり噛ま
ずに食事を済ませてしまったり、何も補給しないまま試合に臨んでしまうこと
もあるかと思います。ですが、それでは本来持っているパワーを発揮できない
かもしれません。
もちろん、人によって何がベストな状態かは違います。
プロではないのでトレーナーがいてサポートしてくれるわけでもありません。
しかし、楽しくテニスを続けたい方も、勝ちにこだわってテニスをしている方
も、よりベストな状態でプレー出来るよう試合間隔と栄養補給にも気をつけて
みるのはいかがですか?
試合後には、この他にも摂った方がよいとされている栄養素があります。こち
らはまた別の機会にお話ししようと思います。
食事にも気をつかって、楽しいテニスライフを送りましょう!
小林 茜(こばやし あかね)
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