【川田コーチ連載コラム】練習編~第43回「ネガティブな思考に何の得がある?」~



★川田コーチの連載ミニコラム★
【練習編】
~第43回【ネガティブな思考に何の得がある?】~

「ネガティブな思考に何の得がある?」
最近ではスポーツもメンタルとの繋がりが深いこともあり、プロ選手もメンタルトレーナーにアドバイスを聞くくらい大切な要素の一つとされています。
それだけ専門的な分野も存在するだけに、軽々に語ることは恐縮ではありますが、今回はポジティブ(積極的)とネガティブ(消極的)について自分にとって印象深い解釈を紹介します。

実はかなり私もネガティブな考え方をしがちです。そんな時にはポジティブに考えなければと思っていました。
しかしそれは、既にネガティブな思考に傾いている状態を意識的にポジティブ思考に傾ける作業とも言えます。物でも既に傾いているモノを一気に反対まで移行させることは大きな負荷が掛かるものです。
そこで、まず思考を「0(ゼロ)・フラット」に戻す為にはどうすれば良いかということを考えてみます。

テニスであれば、試合前に「負ける」「負けるかもしれない」と考えることに何の得があるのでしょうか?
この思考に入っている時は大抵良いパフォーマンスが行える精神状態では無いというのが通例です。
考えることも時間や労力を費やします。
せっかく労力を費やしているのに、誰も何も得にならないことをしているのは損とも言えます。
ある意味で単純な損得勘定です。
損するくらいなら、「まずは何も考えない」ほうが良いとも言えます。
そしてフラットな状態で余裕があれば、少し前向きなことを考えれば良いとも言えます。

もちろんメンタルコントロールは人それぞれで、強気な言葉や思考でポジティブに反転出来たり、ネガティブな思考にほうが安定する方もいるかもしれません。他に泣き言を吐き出したほうがスッキリすることもあります。あくまでも一例の紹介です。

ただ一般的な解釈が「ポジティブ」と「ネガティブ」という言葉に振り回されているような傾向を感じます。
これは、あくまでもただの反対語です。
仮にポジティブとネガティブの定規があるのなら、両端の表記であり、中間があって当然です。もちろん感情なのだから振れ幅があって当然です。下がった時に1目盛でも2目盛でも復調することが出来れば、キッカケになることもあるはずです。

「できない(負ける)」
と思ったのなら、
「できない(負ける)と考えることが疲れるから止めよう」
余裕があれば
「できる(勝てる)かも」
もっとイケるなら
「できる(勝てる)」
さらには
「できる(勝てる)に決まってる」

練習でも「疲れた」と考える。
疲れたから休んだり、疲れを分析して休むタイミングを模索するなら意味がありますが、頭の中で疲れたと復唱しても、疲れを増長させるだけでメリットが無いものです。それならば疲れたと考えないようにしたほうが良いです。

机上の空論で、理想論とも解釈される方もいらっしゃるかもしれませんが、もしこの解釈で少しでも気持ちが楽になる方がいればと思い書かせて頂きました。

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