2016.12.26
部活応援活動~部活スタンダード練習メニュー~
部活応援活動として各学校を訪問してレッスンをさせて頂いております。しかし、コーチがいない時にどんな練習をするかということも非常に重要です。現実的には、常に指導者が練習に立ち会える部活のほうが少ないものです。
部活を見ていると、時にはラリーだけしてゲームをして終わってしまうこともしばしば。
自主性は大切なものの、部活動であれば下記のように、最低限の練習メニューを定番化しておくことをオススメします。
~部活スタンダード練習メニュー~
【挨拶】
(あくまで部活であり、団体での練習なので、メリハリをつける意味でも挨拶はキッチリしましょう。)
【ウォーミングアップ】
(ランニング、サイドステップ、クロスステップ、体操)
【ボレーボレー】
(試合となればダブルスもあり、どうしてもストローク練習に偏ってしまう傾向があるので、ボレーを先に行います。人数が多ければコートを横に使っても良いです。ショートラリーを含めても良いですが、なかなかショートラリーで身体が暖まるほど実行できるジュニアは少ないのでレベルに応じて組み合わせて下さい。)
【サーブ練習】
(部活であれば試合も一つの目標なので、必ずサーブ練習を早めに組み込むほうが良いかです。サーブ能力が試合結果を左右することも多いだけに時間を長めにとったり、一通りの練習が終わった後にも再度サーブ練習を組み込むのも良いです。)
【ストローク球出し】
(手の球出しで十分なので、部員全員が多くのボールを打てるようにグループ分けや交代を迅速にして工夫しましょう。)
【ラリー】
(ストローク対ストローク、ボレー対ストローク)
~ここまでが定番メニューです。~
部活は放課後も多く、時間との勝負でもあります。これらのメニューを1時間程度で実施出来るような声出しや行動力を含めた伝統が出来ると大幅に改善出来ることも多いです。
(例)挨拶5分、ウォーミングアップ5分、ボレーボレー5分、サーブ練習10分、球出し練習15分、ラリー20分、合計60分
安価なキッチンタイマーのような物でタイムキーパーがいると、より運営しやすいです。
もちろん、定番メニュー実施後は強化したいショットやゲーム、戦術等を組み合わせていきます。今回は安全面を鑑みて、敢えてスマッシュ練習を含めていません。各々の指導者の判断で、レベルや状況に応じて組み込んで頂ければ幸いです。
テニサポ部活応援では技術指導はもちろんですが、テニス経験の少ない顧問の先生やコーチのいない部であっても、部活として円滑に効果的な練習が出来るようにサポートすることを目指しています。
現在、中高大の部活を対象に専属コーチがスポット的に訪問させて頂いております。
ぜひご興味のある関係者の皆様はお気軽にお問い合わせ下さい。